Fender Twin Reverb-Amp (フェンダー ツインリバーブ ギターアンプ) 使い方・音作り【基本編】




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Fender (フェンダー)
Twin Reverb-Amp (ツイン リバーブ アンプ)







詳細・仕様・特徴


真空管(チューブ)のスタックアンプの代表がMarshallなら、

それに対して真空管のコンボアンプの代表はFender(フェンダー)のTwin Reverb(ツイン リバーブ)と言われるほど、

現在では定番のアンプとなっています。



歪みの種類は、

UK(イギリス)タイプのMarshall(マーシャル)
US(アメリカ)タイプのFenderやMESA BOOGIE(メサブギー)

UKとUSでアンプ界を大きく二分します。

それぞれの歪みの特徴として、

UKタイプ
・ストレートで扱いやすい歪み

USタイプ
・音の芯が太い
・少しファズ的な荒々しい歪み

どちらが良いというのは無く、これは使用する人の完全な好みです。

私はどちらも大好きです。

(この話はいずれ詳しくすると思います…)



真空管アンプの綺麗なクリーンサウンドを求める方ならまず第一に選択するアンプでもあります。

年代ごとにさまざまなバリエーション・モデルがあり、個々に使い方が少し違ってくる物もあるので、古いタイプのTwin Reverbを使用する場合は少し注意が必要です。

現在、スタジオやライブハウスで最も多く見かけるのは、1992年から発売されている65 Twin Reverbというビンテージを再現したモデルになります。



Roland JC-120と同じでチャンネルは2つあり、どちらのチャンネルも基本的なサウンドは同じです。

左のNORMALチャンネルと右のVIBRATOチャンネルに分かれていて、内臓のリバーブ、トレモロを使用する場合はVIBRATOチャンネルを使用します。

リバーブ、トレモロを使用しない場合はどちらのチャンネルを使用しても構いません。

その場合はVIBRATOチャンネルのREVERB、SPEED、INTENSITYのツマミは 0 の位置にしておきましょう。



ちなみにRoland JC-120はこのアンプをモデルに作られたと言われています。

確かによく見るとフロントパネルのツマミ等の配置は非常に似ていますよね。

このアンプが元になっているんですから、当然といえば当然ですよね。

JC-120と同じでアンプ本体で歪みサウンドを作ることは苦手です。

というより、できないと言った方がいいかもしれません。

ですが、オーバードライブやディストーションといったエフェクターを繋ぐと、かなり幅広い音が作れます。

しかも、真空管特有の音の温かさとFenderアンプ特有の音の太さがありますので、エフェクターで歪ませても音が細くならず太いままなんです!

Marshall本体の歪みチャンネルで音を作るより、Twin Reverbに歪みエフェクターを繋いで音を作るのを好む方々も多数いる程です。

私もこのアンプ、大好きです!

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アンプの使い方


アンプの基本的な使い方が分からない方は、まずはこちらのページをご覧ください。
 ↓↓↓
アンプの使い方【基本編】

使い方が分かる方も、再確認で見る価値アリです!






注意


このアンプは他の多くの真空管アンプとは違い、電源を入れるスイッチが本体裏側のリヤパネルにあります。

初めて使用する場合は少し戸惑うかもしれません。

しかし、一般的な真空管アンプと同じように左側のPOWERスイッチを先にONにして、2~3分経ってからSTANDBYスイッチをONにしてください。

電源を切る時も、電源のスイッチがリヤパネルにあるという事を忘れないように注意しましょう!

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それでは、各ツマミをから順に見ていきたいと思います。

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NORMAL チャンネル


1 (INPUT 1)
NORMAL チャンネルのINPUTになります。
INPUT 1はINPUT 2より6dBゲインレベルが高くなっています。
分かりやすく言うとHIGHインピーダンスの入力端子です。
通常はこちらのINPUTを使用すれば大丈夫です。

2 (INPUT 2)
NORMAL チャンネルのINPUTになります。
分かりやすく言うとLOWインピーダンスの入力端子です。

BRIGHT
NORMAL チャンネルのBRIGHTスイッチです。
高音域のレスポンスを強調するスイッチです。
スイッチを上側にするとONになり、高域が強調されます。
お好みでON / OFFしてください。

VOLUME
NORMAL チャンネルのボリュームを調節するツマミです。

TREBLE
NORMAL チャンネルの高音域の周波数を調節するツマミです。

MIDDLE
NORMAL チャンネルの中音域の周波数を調節するツマミです。

BASS
NORMAL チャンネルの低音域の周波数を調節するツマミです。



VIBRATO チャンネル


1 (INPUT 1)
VIBRATO チャンネルのINPUTになります。
INPUT 1はINPUT 2より6dBゲインレベルが高くなっています。
分かりやすく言うとHIGHインピーダンスの入力端子です。
通常はこちらのINPUTを使用すれば大丈夫です。

2 (INPUT 2)
VIBRATO チャンネルのINPUTになります。
分かりやすく言うとLOWインピーダンスの入力端子です。

BRIGHT
VIBRATO チャンネルのBRIGHTスイッチです。
高音域のレスポンスを強調するスイッチです。
スイッチを上側にするとONになり、高域が強調されます。
お好みでON / OFFしてください。

VOLUME
VIBRATO チャンネルのボリュームを調節するツマミです。

TREBLE
VIBRATO チャンネルの高音域の周波数を調節するツマミです。

MIDDLE
VIBRATO チャンネルの中音域の周波数を調節するツマミです。

BASS
VIBRATO チャンネルの低音域の周波数を調節するツマミです。

REVERB
VIBRATO チャンネルのREVERB (残響音)を調節するツマミです。
ツマミを右に回せば回すほど、音が広がっていきます。
REVERBが必要ない人はツマミは 0 の位置にしておきましょう。

SPEED
VIBRATO チャンネルのビブラート(音の揺れ)の速さを調節するツマミです。
トレモロ(ビブラート)が必要ない人はツマミは 0 の位置にしておきましょう。

INTENSITY
VIBRATO チャンネルのビブラート(音の揺れ)の深さを調節するツマミです。
このツマミを 0 の位置にするとトレモロ(ビブラート)はOFFになります。
トレモロ(ビブラート)が必要ない人はツマミは 0 の位置にしておきましょう。






それでは、リヤパネルも見ていきたいと思います。

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リヤパネル


POWER
電源のON / OFFスイッチです。
POWERスイッチは真空管を温めるスイッチです。

STANDBY (スタンバイ・スイッチ)
音を出すためのON / OFFスイッチです。

注意
POWERスイッチをONにしてから2~3分程待って、真空管を温めてください。
2~3分経ったらSTANDBYスイッチをONにしてください。
アンプへの負担を出来るだけ無くす為に、STANDBYスイッチは絶対に2~3分経ってからONにしましょう。
当然ですが、STANDBYスイッチ → POWERスイッチの順番でパワー(電源)をONにするなんて、絶対ダメですよ。

SPEAKER (左側)
メインスピーカーを接続する端子です。

EXT. SPEAKER (右側)
外部スピーカーを接続する端子です。
メインスピーカー端子と回路が並列になっていて、メインスピーカー端子に接続されている時以外は音が出ないので使用不可です。
基本的には使用する事が無い端子なので、何も差し込まなくて大丈夫です。

FOOT PEDAL
専用のフットスイッチを差し込む端子です。
専用のフットスイッチでリバーブとトレモロのON / OFFが可能になります。
専用のフットスイッチが接続されていない場合は常時ONになり、フロントパネルのツマミを上げると効果がかかります。
基本的には使用する事が無い端子なので、何も差し込まなくて大丈夫です。






スラント機能


サイドに付属する金属製のプレートは、下の写真のように扇状に引き出してアンプを斜めに設置する際のスタンドになります。

これによりギタリストの耳に向けモニターしやすい設置が可能となります。

下の写真のようにキャスターが付いていないタイプは大丈夫なのですが、スタジオによってはキャスターが付いているタイプもあると思います。

キャスターが付いている場合は不安定になりやすいので、スラントにするのはやめておいた方がいいかと思います。

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クリーンサウンド・基本セッティング


・NORMALチャンネルを使用 (NORMAL / VIBRATO チャンネルはどちらでも大丈夫です)
・BRIGHT スイッチ … お好みで設定してください。
・VOLUME … 適度に調節してください。
・TREBLE … 5 を基準に適度に調節してください。
・MIDDLE … 5 を基準に適度に調節してください。
・BASS … 5 を基準に適度に調節してください。

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この設定で基本的なクリーンサウンドが出せます。

後はBRIGHT スイッチとイコライザーを微調整してバンドサウンドに馴染むように、自分好みのサウンドを作ってみてください。

歪みサウンドを出したい場合は、自分のお気に入りのオーバードライブやディストーション等のエフェクターを繋げば、簡単に上質な歪みサウンドが出せます。

個人練習などで、一人でじっくりと全部の音を確認していくのがオススメです。


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