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自分のアンプヘッドを購入したものの、
スピーカーキャビネットとの接続方法がわかっていない方が多数いらっしゃいます…
接続の方法を間違えると正常に音が出ないどころか、
最悪の場合はアンプヘッドやスピーカーキャビネットが故障してしまいます。
そんな事にならないように、
スタジオやライブハウスで超定番のスピーカーキャビネットとなっている、
Marshall (マーシャル) 1960Aを参考に説明していきたいと思います。
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■詳細・仕様・特徴■
↑の写真を見てもらえば一目瞭然なのですが、簡単に説明したいと思います。
中央のスイッチでMONOとSTEREOの切り替えができます。
MONOの場合は、
・左側のInput : 4Ω
・右側のInput : 16Ω
になり、4発ともスピーカーが鳴ります。
STEREOの場合は両方のInputが8Ωになり、スピーカーケーブルを繋いだ片方の縦2発のスピーカーが鳴ります。
4発鳴らしたい場合はスピーカーケーブルを2本使用します。
(そんな無駄な事をするくらいならMONOで接続しましょう。)
まずはアンプヘッドとスピーカーキャビネットを接続するのですが、
その時に使用するケーブルは絶対にスピーカーケーブルを使用してください!
間違ってもギター用のシールド等を使用してはいけません!
アンプヘッドとスピーカーキャビネットの間には大きな電圧がかかっている為、
ギター用のシールド等を使用していると最悪の場合はアンプヘッドやスピーカーキャビネットが故障してしまいます。
自分のお気に入りのスピーカーケーブルを持っている方はそれを使用すればいいですし、
持っていない方はスタジオやライブハウスで使用されているスピーカーケーブルを借りてそのまま使用しましょう。
というか、わざわざ自分のアンプヘッドを購入したのですから、
スピーカーケーブルも自分のお気に入りの物を購入して使用しましょう。
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■一般的な接続方法■
マーシャルの場合の最も一般的な接続方法になります。
●【アンプ側・16Ω】→【スピーカー側・MONO・16Ω】
両方とも同じΩでスピーカーケーブルを接続します。
例えば他のメーカーのアンプなら両方とも8Ωとか、両方とも4Ωとかに接続すればいいという事です。
なお、基本的にマーシャルのアンプヘッドは16Ωで使用することをオススメしているとの事です。
マーシャルなら上記の接続でいいのですが、
アンプヘッドが他のメーカーの物だったり、スピーカーキャビネットが他のメーカーの物だったりもします。
その場合、同じΩに設定できない場合もあります。
ですが、一例ですがこちらの接続方法なら大丈夫です。
●【アンプ側・8Ω】→【スピーカー側・MONO・16Ω】
●【アンプ側・4Ω】→【スピーカー側・MONO・8Ω】
アンプ側がスピーカー側よりΩが小さければ接続しても大丈夫です。
※逆にアンプ側がスピーカー側よりΩが大きいのは、最悪の場合はアンプヘッドやスピーカーキャビネットが故障してしまいますので、絶対にやってはいけません!
■3段積み・2台鳴らす場合■
時々見かけるアンプヘッドとスピーカーキャビネットを2段重ねた、
通称3段積み等のスピーカーキャビネットを2台鳴らす場合はまた設定が変わります。
一例ですがこちらの接続方法が一般的です。
● 片側【アンプ側・8Ω】→【スピーカー側・MONO・16Ω】
● もう片側【アンプ側・8Ω】→【スピーカー側・MONO・16Ω】
同じ入力インピーダンスのキャビネットを2台同時に使用する場合になります。
並列の場合の公式は、
【スピーカーキャビネットの入力インピーダンス】
を
【使用するキャビネットの数】
で割った値
で、アンプヘッドのスピーカーアウトから出力します。
スピーカーキャビネットの入力インピーダンスが16Ωの時、 アンプ側は8Ωのスピーカーアウト端子から出力します。
これは16Ωスピーカーキャビネットを2台使用する場合は【16÷2=8Ω】となり、ヘッド側のスピーカーアウトは8Ωとなります。
※異なったインピーダンスのスピーカーキャビネットを混合して使用する場合にはこの公式は適用されませんのでご注意ください。
他には、
・他のメーカーのアンプヘッド
・マーシャルのスピーカーキャビネット
・他のメーカーのスピーカーキャビネット
こんな組み合わせで使用する場合もあるかもしれません。
一例ですがこちらの接続方法も大丈夫です。
● 片側【アンプ側・4Ω】→【スピーカー側・MONO・8Ω】
● もう片側【アンプ側・8Ω】→【スピーカー側・MONO・16Ω】
■その他・雑感■
現在は様々なメーカーからアンプヘッドとスピーカーキャビネットが販売されています。
そして、スピーカーケーブルも様々なメーカーから販売されています。
基本的な使用方法を学ばずに使用していると最悪の場合はアンプヘッドやスピーカーキャビネットが故障してしまいます。
故障してからでは遅いです!
無駄な修理代がかかります。
しっかりと使用方法を学んでから安全に使用しましょう。
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