Ashdown MAG300 (アッシュダウン ベースアンプ) 使い方・音作り【基本編】




こちらの新サイトに同じページを引っ越しました。

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Ashdown (アッシュダウン)
MAG300







詳細・仕様・特徴


スタジオやライブハウスではそこまで定番ではない為、意外と知らない人が多いベースアンプのブランドの、Ashdown(アッシュダウン)

1997年に、イギリスで誕生したベースアンプメーカーです。



サウンドの特徴としては、音に変な癖も無くベースの音を余計な増幅をせず、素直に出力してくれる印象です。

個人的な感想ですが、ギターアンプで言うとRoland(ローランド)JC-120のような印象です。

(実際はそこまでではないのですが。)

ですので、エフェクター等を一切繋がずにアンプ直でこのベースアンプを使って、

『音にパワーが無い…』

『音にパンチが無い…』

とか思った人は、

普段自分が出している音がいかに、

無駄な音域の増幅をしている

という事を知って、気づかないといけません。

ベースが本来出すべき音域というのをわかっていないという事なんです。



逆に、

『このベースアンプ良い音だな!』

と思った人は、

ベースという楽器の本来出すべき音域というのを、感覚的にでもわかっているという事なんです。

さらに言うと、感覚を理論的に説明できるようになって、ようやく前の自分よりも1つ成長できるのです。



音に変な癖も余計な増幅も無く素直に出力してくれるので、

SANSAMP Bass Driver DI(サンズアンプ ベースドライバーDI)

等の、ペダルタイプのプリアンプを使用する場合は、プリアンプの音を十分に生かす事ができるという事です。



ツマミ等もシンプルなので、初めて使う方も特に迷う事なく使用できると思います。

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アンプの使い方


アンプの基本的な使い方が分からない方は、まずはこちらのページをご覧ください。
 ↓↓↓
アンプの使い方【基本編】

使い方が分かる方も、再確認で見る価値アリです!






それでは、各ツマミをから順に見ていきたいと思います。

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フロントパネル


INPUT
ベース本体からの出力音をアンプ本体に入力する為に調節するツマミです。
5 を基準に適度に調節してください。

HIGH (INPUT)
HIGHインピーダンスの入力端子です。
通常はこちらのINPUTを使用すれば大丈夫です。
パッシブタイプのベースはこちらがオススメです。

LOW (INPUT)
LOWインピーダンスの入力端子です。
音量(出力)の大きいベースはこちらへ繋ぐ事があります。
アクティブタイプのベースはこちらがオススメです。

BASS
低音域の周波数を調節するツマミです。

220Hz
BASSとMIDDLEの間の220Hzの周波数を調節するツマミです。

MIDDLE
中音域の周波数を調節するツマミです。

1.6KHz
MIDDLEとTREBLEの間の1.6KHzの周波数を調節するツマミです。

TREBLE
高音域の周波数を調節するツマミです。

D.I. POST EQ
ミキサーのマイク入力に直接入力したり、PA機器やレコーディング機器に入力したりするのに適したレベル/インピーダンスの信号が出力されます。
スタジオで普通に使用する場合はこの差し込みは使うことは無いでしょう。

OUTPUT
ベースアンプ本体の最終的な出力音(ボリューム)を調節するツマミです。






フロントパネル・ミニスイッチ等


IN/OUT DEEP
スイッチをONにすると50Hzの低音域がブーストされます。
ブースト量は+8dBです。
不要な場合はOFFにしておきましょう。

IN/OUT BRIGHT
スイッチをONにすると10KHzの高音域がブーストされます。
ブースト量は+10dBです。
不要な場合はOFFにしておきましょう。

IN/OUT EQ
BASS・220Hz・MIDDLE・1.6KHz・TREBLEのイコライザーのON/OFFを切り替えるスイッチです。
基本的にはONにして使用しましょう。

IN/OUT SUB
スイッチをONにすると演奏した音符の1オクターブ下の音が原音に追加されます。
基本的にはあまり使う事は無いと思いますのでOFFにしておきましょう。

LEVEL SUB-HARMONICS
IN/OUT SUBのツマミをONにした場合に調節するツマミです。
原音に追加された、演奏した音符の1オクターブ下の音の音量を調節するツマミです。
基本的にはあまり使う事は無いと思いますので 0 にしておきましょう。

SEND EFFECTS
エフェクト・ループのSENDになります。

RETURN EFFECTS
エフェクト・ループのRETURNになります。

TUNER/LINE OUTPUT
チューナーのみを単体で接続する専用端子です。
ラインレベルの信号を出力する端子です。






それでは、リヤパネルも見ていきたいと思います。

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リヤパネル


POWER OFF ON
電源のON / OFFスイッチです。
多くのアンプはフロントパネルにON/OFFスイッチがありますが、このアンプはリヤパネルにあるので少し注意が必要です。






基本セッティング


・INPUT … 5 を基準に適度に調節してください。
・BASS … 5 を基準に適度に調節してください。
・220Hz … 5 を基準に適度に調節してください。
・MIDDLE … 5 を基準に適度に調節してください。
・1.6KHz … 5 を基準に適度に調節してください。
・TREBLE … 5 を基準に適度に調節してください。
・OUTPUT … 適度に調節してください。

・IN/OUT DEEP … 基本的には OFF にしておきましょう。
・IN/OUT BRIGHT … 基本的には OFF にしておきましょう。
・IN/OUT EQ … ON
・IN/OUT SUB … 基本的には OFF にしておきましょう。
・LEVEL SUB-HARMONICS … 基本的には 0 にしておきましょう。



この設定でこのアンプの基本的なサウンドが出せます。

後はミニスイッチとイコライザーを微調整してバンドサウンドに馴染むように、自分好みのサウンドを作ってみてください。

ペダルタイプのプリアンプやエフェクターを使う場合は、さらに微調整しましょう。

個人練習などで、一人でじっくりと全部の音を確認していくのがオススメです。


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