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Hughes & Kettner (ヒュース アンド ケトナー)
Statesman QUAD EL84 (ステイツマン)
こちらはHughes & Kettnerの代名詞的アンプ
TriAmp (トライアンプ)
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■詳細・仕様・特徴■
Hughes & Kettner(ヒュースアンドケトナー)と聞いて、まず最初に思いつくアンプと言えば、TriAmp(トライアンプ)シリーズだと思います。
その陰に隠れて!?
極上のサウンドを出してくれるアンプのStatesman(ステイツマン)。
現在は生産終了品になっているため、スタジオ等でこのアンプを見かけた場合は試す価値アリです!
プリアンプ部は12AX7の真空管を2本使用。
パワーアンプ部はEL84の真空管を、
・DUALが2本
・QUADが4本
搭載し、それぞれ出力は20W、40Wとなっています。
写真のモデルはQUADの40Wのアンプになります。
プリアンプもパワーアンプも真空管を使用したフルチューブアンプになります。
クラシックな見た目がカッコイイアンプですが、見た目以上の幅広いサウンドが作れます。
CLEANとDRIVEの2チャンネル仕様で、各チャンネルに2モードのサウンドで、4つのサウンドを作ることができます。
DRIVEチャンネルでBOOSTスイッチをONにすると結構歪みます。
しかも、真空管特有の音の温かさとHughes & Kettnerアンプ特有の音の太さがありますので、歪ませても音が細くならず太いままなんです!
アンプのイメージとしてはFender Hot Rod Devilleシリーズに近いかもしれません!?
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Fender Hot Rod Deville 212 (フェンダー ホットロッドデビル ギターアンプ) 使い方・音作り【基本編】
スプリングリバーブ、エフェクトループなど、優れた機能性も備えています。
本物のスプリングを使用しているため、スプリングリバーブは極上のリバーブトーンです。
エフェクトペダルとの相性も良く、多くのギタリストにとって定番アンプとなってくれるはずです。
さらに、真空管を独立したパネルに搭載することで、外部振動から真空管を守るとともに、交換等も容易になったということです。
私、このアンプ、大好きです!
生産終了しているのが、非常に惜しいです!!
TriAmpシリーズが人気すぎて、このアンプの存在が知られなかったのが、生産終了になった大きな理由ではないでしょうか!?
ちなみに、StatesmanをGoogle翻訳したら、
政治家
と訳されました。
なるほど!
物は試しに調べてみるものですね!!
■アンプの使い方■
アンプの基本的な使い方が分からない方は、まずはこちらのページをご覧ください。
↓↓↓
アンプの使い方【基本編】
使い方が分かる方も、再確認で見る価値アリです!
それでは、各ツマミを右から順に見ていきたいと思います。
■フロントパネル■
INPUT
楽器の入力端子です。
TWANG (CLEAN CHANNEL・ミニスイッチ)
このスイッチを押すと、CLEANチャンネルのトーンキャラクターが、クラシカルなブリティッシュ風のサウンドから、カリフォルニア産ヴィンテージアンプのようなアタックの効いたクリーンサウンドに変化します。
VOLUME (CLEAN CHANNEL)
CLEANチャンネルのボリュームを調節するツマミです。
VOLUMEを上げ気味にすると、クランチサウンドになります。
CLEAN (CHANNEL SELECT・ミニスイッチ)
チャンネル切り替えのスイッチになります。
このスイッチを押すとCLEAN CHANNELに切り替わります。
DRIVE (CHANNEL SELECT・ミニスイッチ)
チャンネル切り替えのスイッチになります。
このスイッチを押すとDRIVE CHANNELに切り替わります。
BOOST (DRIVE CHANNEL・ミニスイッチ)
このスイッチを押すと、DRIVEチャンネルの特定の周波数帯域がブーストされます。
これによって、よりいっそう滑らかなサウンドが得られます。
GAIN (DRIVE CHANNEL)
DRIVEチャンネルの歪みを調節するツマミです。
MASTER (DRIVE CHANNEL)
DRIVEチャンネルのボリュームを調節するツマミです。
TREBLE
高音域の周波数を調節するツマミです。
MID
中音域の周波数を調節するツマミです。
BASS
低音域の周波数を調節するツマミです。
REVERB
REVERB (残響音)を調節するツマミです。
ツマミを右に回せば回すほど、音が広がっていきます。
REVERBが必要ない人はツマミは 0 の位置にしておきましょう。
ON (POWER・パワースイッチ)
電源のON / OFFスイッチです。
パワースイッチは真空管を温めるスイッチです。
★注意★
このアンプは他の多くの真空管アンプとは違い、STANDBY(スタンバイ・スイッチ)がありません。
そのため、POWER(電源スイッチ)をONにする場合は、VOLUMEとMASTERの2つのツマミを必ず 0 にしてください。
POWERスイッチをONにしてから2~3分程待って、真空管を温めてください。
2~3分経ったらVOLUMEとMASTERの2つのツマミを調節して音を出してください。
POWER(電源スイッチ)をOFFにする場合は、VOLUMEとMASTERの2つのツマミを必ず 0 にしてください。
POWER(電源スイッチ)をOFFにする場合は真空管を温める必要はありませんので、VOLUMEとMASTERの2つのツマミを 0 したらPOWERスイッチをすぐにOFFにしても大丈夫です。
わかりやすく言うと、音が出ない状態でスイッチのON/OFFを行いましょうという事です。
それでは、リヤパネルも見ていきたいと思います。
■リヤパネル■
DRIVE ⇔ CLEAN (REVERB BALANCE)
CLEANチャンネルおよびDRIVEチャンネルに効くリバーブの深さのバランス(比率)をコントロールします。
SEND (FX-LOOP)
エフェクト・ループのSENDになります。
RETURN (FX-LOOP)
エフェクト・ループのRETURNになります。
(FOOTSWITCHES)
Statesmanは、2連のフットスイッチを2台接続できるようになっています。
単連のフットスイッチを使用した場合は、ジャックのTIPに接続された機能が切り替えられるようになります。
TIP → CHANNEL / RING → BOOST (FOOTSWITCHES)
2連のフットスイッチを使用すると、チャンネルの切り替えとDRIVEチャンネルのBOOST機能のON/OFFが操作できます。
単連のフットスイッチを使用した場合は、チャンネルの切り替えのみ使用できます。
TIP → FX-LOOP / RING → REVERB (FOOTSWITCHES)
2連のフットスイッチを使用すると、FX-LOOPとリバーブそれぞれのON/OFFが切り替えられます。
単連のフットスイッチを使用した場合は、FX-LOOPの切り替えのみ使用できます。
40WATTS / @8-16OHMS (EXT.SPEAKER)
トータルインピーダンスが8Ωから16Ωまでの値の外部スピーカーを接続する端子です。
外部スピーカーは、内臓スピーカーと並列に接続されることになります。
■クリーンサウンド・基本セッティング■
CLEANチャンネルを使用
・TWANG … お好みでON / OFFしてください。
・VOLUME … 適度に調節してください。
・CLEAN … スイッチを ON にしてください。
(・DRIVE … CLEANチャンネルでは使用しません。)
(・BOOST … CLEANチャンネルでは使用しません。)
(・GAIN … CLEANチャンネルでは使用しません。)
(・MASTER … CLEANチャンネルでは使用しません。)
・TREBLE … 5 を基準に適度に調節してください。
・MID … 5 を基準に適度に調節してください。
・BASS … 5 を基準に適度に調節してください。
・REVERB … 必要ない人は 0 の位置にしておきましょう。
この設定で基本的なクリーンサウンドが出せます。
後はTWANGスイッチとイコライザーを微調整してバンドサウンドに馴染むように、自分好みのサウンドを作ってみてください。
自分のお気に入りのオーバードライブやディストーション等のエフェクターを繋げば、簡単に上質な歪みサウンドが出せます。
■歪みサウンド・基本セッティング■
DRIVEチャンネルを使用
(・TWANG … DRIVEチャンネルでは使用しません。)
(・VOLUME … DRIVEチャンネルでは使用しません。)
(・CLEAN … DRIVEチャンネルでは使用しません。)
・DRIVE … スイッチを ON にしてください。
・BOOST … お好みでON / OFFしてください。
・GAIN … 5 を基準に適度に調節してください。
・MASTER … 適度に調節してください。
・TREBLE … 5 を基準に適度に調節してください。
・MID … 5 を基準に適度に調節してください。
・BASS … 5 を基準に適度に調節してください。
・REVERB … 必要ない人は 0 の位置にしておきましょう。
■その他・雑感■
ツマミの数も少なく、ほとんど迷うことなくクリーンから歪みまで音作りができるのも、このアンプの魅力です。
歪みサウンドを作る場合でも、アンプ単体で歪ませても良し!
CLEANLチャンネルに自分のお気に入りのオーバードライブやディストーション等のエフェクターを繋いでも良し!
個人練習などで、一人でじっくりと全部の音を確認していくのがオススメです。
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