こちらの新サイトに同じページを引っ越しました。
↓↓↓
https://hisound.blog.fc2.com/e/korg-pitchblack-pb02
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今回は、
私がリペアの時に長年愛用しているチューナーを紹介したいと思います。
そのチューナーはこちらです。
KORG (コルグ)
Pitchblack+ (ピッチブラック・プラス)
もちろん9V電池でも使用可能です。
購入したのは2009年か2010年頃だったと思いますので、
今年(2021年)で10年以上使用しています。
現在も故障することなく使用しています。
定価はチューナーにしては少々お高めで、
なんと¥20000(税抜)です。
私、
自分で言うのもなんですが、
チューナーおたくでして、
過去、様々なチューナーを試してきました。
(リペアマンはチューナーおたくの人がそこそこいると思います。)
BOSS、KORGをはじめ、
それ以外のメーカーの物もいろいろと試してきました。
その中でペダルタイプの物で、
精度も高く、使いやすくてオススメなのが、
・KORG DT-10(生産終了)
・KORG Pitchblackシリーズ
・BOSS TUシリーズ
こちらですね。
実際、
私が普段のバンド練習等で使っているチューナーはBOSS TU-3(TU-2)です。
普段のバンド練習等で使うならTU-3でも十分すぎるくらいです。
実際にリペアで使っても十分すぎるくらいの性能を発揮してくれます。
BOSS TU-3の記事はこちら
↓↓↓
BOSS TU-3 Chromatic Tuner 使い方・詳細・評価 (ボス・クロマチックチューナー) TU-3W TU-3S
お客様の楽器を最終メンテナンスしている時に、
価格の安い一般的なチューナーを使用していると、
「チューナーの反応速度が…」
「ちょっとこの機能がほしいな~」
と、思ってしまいます。
リペアマンは特に。
■Pitchblack+の詳細■
Pitchblack+の詳細を簡単に説明したいと思います。
KORG・公式サイト
KORG・Pitchblack+
① アルミダイキャスト製の堅牢なボディ
アルミダイキャスト製の堅牢なボディで、耐久性も抜群です。
2つのフットスイッチも踏んだ時に『ガツッ』とならないタイプで、切り替えしやすいです。
フットスイッチ
・左側 … チューナーのON/OFFスイッチ
・右側 … INPUT AとINPUT BのSELECTスイッチ
② 超高精度のチューニングが可能
測定精度+-0.1セントの超高精度のチューニングが可能です。
(最近の大手メーカーのチューナーは、ほぼ+-0.1セントの精度になっています。)
プロ仕様のギター/ベース用のチューナーです。
E0(20.60Hz) ~ C8(4186Hz)の幅広い測定範囲です。
③ 最大7半音までのフラットチューニングにも対応
ギター/ベース共に、7半音までのフラットチューニングができます。
(そこまで下げてチューニングする人はあまりいませんよね…)
7弦ギター、6弦ベースにもしっかり対応してくれます。
④ さまざまなチューニングモードに対応
さまざまなチューニング・モードに対応に対応しています。
・クロマチック
・ギターのレギュラーチューニング
・ベースのレギュラーチューニング
・ギターのオープンDチューニング
・ギターのオープンEチューニング
・ギターのオープンGチューニング
・ギターのオープンAチューニング
・ギターのDADGADチューニング
(ここまでチューニングを使い分ける場面はほとんど無いですけどね…)
音律プログラムを自分で作成し、5つまで本体に保存可能です。
⑤ 大型高輝度LEDによる新開発デュアルメーター
LEDが大きく明るいので、野外での視認性も抜群です。
チューニングのズレも見やすいです。
⑥ 2つの楽器を同時に接続可能
・INPUT A
・INPUT B
2つの入力端子があります。
それぞれ異なるチューニング設定を保存することができます。
右側のフットスイッチで切り替えできます。
2つの入力端子に対して、
・キャリブレーション
・チューニングモード
・フラットチューニング
・ディスプレイモード
それぞれ個別に設定することができます。
どちらか一方の端子に楽器を接続した場合は、楽器に対して2つの設定を選択できます。
⑦ 範囲の広いキャリブレーション機能
436~445Hzのキャリブレーション機能を搭載しています。
よくあるチューナーだと438~445Hzですが、436Hzと437Hzも変更できます。
⑧ トゥルーバイパス使用
入力したままの音を出力するトゥルーバイパス仕様です。
(最近のチューナーはバッファタイプでも音やせはほとんど気になりません。)
(私個人としてはトゥルーバイパスでもバッファでも、どちらでもいいです。)
チューナーをONにした時に音が出なくなります。(ミュートされる)
ライブなどでチューニング中にギターの音が鳴るのを防ぐ事ができます。
ちなみにBOSS TU-3は、
OUTPUTが2つあって、
・チューナーをONにした時に音が出なくなる(ミュートされる)
・チューナーをONにしている間も音が出る
選ぶことができます。
私的にはBOSSのこの設定、かなり好きなんですけどね。
⑨ 他のコンパクトへの電源供給機能も装備
9V DCインに加え、パラレル接続可能な9V DCアウト端子を搭載しています。
簡易パワーサプライのような機能です。
エフェクターの個数をそこまで使用しない方にとっては地味に便利ですね。
■使い方■
使い方は非常に簡単です。
シールドをINPUTジャックに差し込むだけです。
当然ですよね。
チューニングの種類などを変更したい場合は、
・MODE
・DISPLAY
・FLAT
・CALIB
・NOTE/CENT
それぞれのボタンを押して、
▼と▲ボタンで変更して、
STOREボタンで決定するだけです。
中でも私のお気に入り機能があって、
DISPLAYの表示の仕方が6つも変更できるんです。
S1 (メーター)
通常のチューニングモードです。
S2 (フルストロボ)
ストロボモードです。
S3 (ハーフストロボ)
LEDメーターの点灯の流れが止まり、中央のLEDだけが点灯するように楽器をチューニングします。
S4 (ミラー)
LEDメーターの左右に点灯している2つのLEDが中央で重なるように楽器をチューニングします。
F1 (フォーカス1)
下側のメインメーターがS1の動作をし、上側のサブメーターがS2と同じ動作をします。
F2 (フォーカス2)
下側のメインメーターと上側のサブメーターがS2と同じ動作をします。
この中でも特にお気に入りなのが、
F1!
通常のチューニングモードとフルストロボモードを同時に表示できるのは、非常にありがたいです。
リペアマンにとっては特に。
さらにチューニングの精度もかなり高いので、
本当に微妙なチューニングのズレも、ほとんどストレス無くチューニングできます。
自己満足のレベルですが、
オクターブチューニングが合わせやすいんです。
■後継機種■
ここまで紹介してきたPitchblack+ですが、
こちらのモデル、
現在は生産終了しているんです…
(普通に考えれば、一般の方々にはここまでの機能は必要ないんですよね。)
KORGのチューナーは、
『現行モデルが生産終了しては新商品が販売される』
このサイクルのスピードが少し早めな印象です。
Pitchblack+が壊れた時は、その時に販売されている現行のPitchblackシリーズでも十分に代用できそうです。
基本的な高性能はそのままに、
シンプルな設計になって価格も下がっているので、
ま~、それはそれでアリかなと。
(それでもPitchblack+が壊れたらかなりショックですけど…)
Pitchblack Pro
KORG・公式サイト
KORG・Pitchblack Pro
KORGと言えば、ラックチューナー。
昔のモデルと比べるとずいぶんスリムになったな~
リンク
Pitchblack Custom
KORG・公式サイト
KORG・Pitchblack Custom
普段のスタジオやライブでの使用を考えるとこれで十分ですね。
リンク
GA Custom
KORG・公式サイト
KORG・GA Custom
リペア等の使用や、自宅での使用だけならこれでもいいな~
というか、これちょっと欲しいかも!?
リンク
■その他・雑感■
ということで、
今回Pitchblack+の紹介をしてきましたが、
現在は生産終了…
ま~、現行品のPitchblackもなかなか良さそうなので、
そっちも興味があるんですけどね。
KORGのチューナーのホームページを見たら、
最近のPitchblackシリーズは、フラットチューニングができなそうですね~!?
ま~、クロマチック表示でチューニングすれば全く問題ないですけどね。
あと、
BOSSのチューナーもオススメです。
私はBOSSもKORGも両方使っています。
というか、BOSSのTU-3Wが欲しい…
でも、現状TU-2でも問題ないので、
TU-3Wに¥15000(税抜)出すのはちょっとな~…
(TU-2なら中古でかなり安く購入できると思います。)
今回を機に、
質の良いチューナーの購入を検討してみてはいかがでしょうか!