PROCO RAT2 使い方・音作り.セッティング・評価 (プロコ) 粗い歪みの超定番ディストーション




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PROCO RAT2 使い方・詳細・評価 (1).jpg

PROCO (プロコ)
RAT2 (ラット2)



もう説明不要というほどの、

世界的に人気で超定番のディストーションです。

1980年代にジェフベックが使用したことで大ブレイクしました。

発売されてから何度かモデルチェンジがありましたが、

基本のRATサウンドは変わることなく、

現在でもプロ.アマ問わず、

多くの方に愛されているディストーションペダルです。



多くの方々は言います。

『やっぱりRATにしか出せないサウンドがあるんだよな~』






歪みの種類は、

UK(イギリス)タイプのMarshall(マーシャル)、

US(アメリカ)タイプのFenderやMESA BOOGIE(メサブギー)と、

UKとUSでアンプ界を大きく二分します。

それぞれの歪みの特徴として、

UKタイプ
・ストレートで扱いやすい歪み

USタイプ
・音の芯が太い
・少しファズ的な荒々しい歪み



どちらが良いというのは無く、

これは使用する人の完全な好みです。

私はどちらも大好きです。



RAT2はどちらのタイプかというと、

完全にUSタイプです。

・シャープでありつつ音の芯が太い
・荒々しく歪むディストーション

というのがRAT2の代名詞であり、醍醐味でもあります。

今でも多くのプロのギタリストが使用しています。

荒々しい音なんですが、

完全なファズまでの荒々しさではないため、

割と扱いやすいです。




歪みの量を抑えると、

・クランチ
・ブースター

としても使用できるため、

かなり幅広いサウンドが作れます。



真空管アンプのクリーンチャンネルに繋いで歪ませると、

簡単に荒々しい歪みサウンドが作れます。

もちろんJC-120でも相性抜群です。





ですが、

マーシャルなどのUKタイプの歪みサウンドが好きな方は、

少々苦手な方もいるかもしれません…

『この荒々しい音がちょっと…』
『この少々ファズっぽさがちょっと…』

みたいな感じで。

ま~、人それぞれ好みというのはありますからね。



各ツマミの説明



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DISTORTION

一般的な歪みの量を調節するツマミです。

ブースター、クランチ、ディストーションと、かなり幅広い音が作れます。

全開まで回すとかなり歪みます。

低音がさらに潰れてファズ寄りの音になります。

5(時計の12時の位置)を基準に適度に調節するといいと思います。





FILTER

よくあるTONEツマミです。

RATではFILTER(フィルター)と表記されています。

一般的なTONEは左に回していくほど音が暗くなって、

右に回していくと音が明るくなりますが、

このFILTERのツマミは逆で、

左に回していくと音が明るくなります。

慣れてしまえば特に問題はないですよ。

5(時計の12時の位置)を基準に適度に調節するといいと思います。





LEVEL

エフェクターの音量調節のツマミです。





ACアダプター

RAT2は普通のACアダプターが使えません。

センタープラスという、少し変わった電源になっているためです。

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3.5mmのミニプラグ変換ケーブルを使用すれば、

普通のACアダプターを使用できます。


ですが…

現在新品で販売されているRAT2は、

普通のACアダプターが使用できます!

マイナーチェンジされているんです。

特に心配しなくても大丈夫なんです!

(中古やヴィンテージのRATは変換ケーブルが必要です)

(もちろん9V電池でも使用可能です)



エフェクターボードに組み込む



RAT2は本体の重量がそこそこ重く、

裏側はゴム足が飛び出たデザインのため、

両面テープが張りづらく、

エフェクターボードに組みにくいです。

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この問題点を解決してくれる、

とても便利なアイテムがあります。

E.W.S. RAT Board Special
(エンジニアリング・ワーク・ストア)
RAT用エフェクターボード




取り付けは非常に簡単です。

ゴム足を外して、

電池BOXのカバーを外して、

このボードを取り付けるだけです。



あとは自分の好みでマジックテープを貼って、

エフェクターボードに組み込むだけです。



なんと、セット販売もあります。




RATの兄弟機種



現在はランナップが増えて、

様々な兄弟機種が販売されています。



公式サイト
https://moridaira.jp/proco#lineup





Turbo RAT (ターボラット)

最も強烈なRATです。

RATと同じ回路でありながら、

クリッピングダイオードにLEDが使用され、

よりアグレッシブな音を出します。

名前にTurboと付いているものの、

RAT2ほど音が潰れないため、

ピッキングのニュアンスが出しやすいです。






You Dirty RAT (ユーダーティーラット)

ノーマルのRATとほぼ同じ回路を持ちますが、

クリッピングダイオードがゲルマニウムに変更されています。






FATRAT (ファットラット)

2つのミニスイッチにより、

幅広いサウンドを作ることができます。


クリッピングセクション

従来のRATのようなシリコンクリッピングと、

RATラインの全く新しいMOSFET/ゲルマニウムクリッピングの切替が可能です。

MOSFETクリッピングセクションはペダルサウンドをよりアンプのような自然なものにします。

ファットスイッチ

低音ブーストと高域カットを加えます。

これにより、ベースギターやダウンチューニングに、

またローゲインセッティングでのファットで、

スムースなサウンドにも適しています。



オススメ動画



いろいろな方が分かりやすく試奏動画をアップしてくれています。

改めて見てみると、参考になる事がいろいろとありました。

よかったら見てみるのも良いと思います。



PROCO・RAT2 動画集
https://www.youtube.com/results?search_query=PROCO+RAT2



こちらの弾き比べ動画が、なかなかわかりやすかったです。

歪みの定番!ProCo「RAT」の現行ラインナップ6機種を弾き比べ!at モリダイラ楽器
https://www.youtube.com/watch?v=aTeVI47mQlU



その他・雑感



ここまでRAT2についてお話してきましたが、

いかがでしたか!?



世界的に人気で超定番となる理由がやっぱりあるエフェクターですね。

この荒々しい歪みにハマってしまうんですよね。

私も昔はよく使っていました。



最近はUSタイプの歪みエフェクターが多く販売されていますが、

まずはRATを試してほしいです。

RATの音を知ってから、

他のUSタイプの歪みエフェクターを試してほしいです。

それくらい基本となる歪みエフェクターですし、

オススメの歪みエフェクターになります。



ギタリストなら1個持っていても損はありません。

そんな歪みエフェクターです。



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