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Maxon (マクソン)
DS830
Distortion Master
Maxon・公式サイト
http://www.maxon.co.jp/index.html
リンク
商品の説明をする前に、
まず結論からお話したいと思います。
このペダル、
めちゃくちゃ良いです!
(個人的な感想ですが…)
以前、かなり使っていました。
日本が世界に誇るエフェクターブランドは、
BOSSやIbanezだけではありません。
Maxonも日本を代表するエフェクターブランドの一つです。
私、
Maxonかなり好きです。
このエフェクター、
一般的にはそこまで有名ではないのですが、
中級者、上級者の方々にはかなり人気で、
愛用している人も多くいます。
隠れた人気の、
王道ディストーションなんです。
1999年に発売されて、
生産終了することなく、
現在も売れ続けている歪みエフェクターです。
発売されてから今年(2021年)で、
20年以上も売れ続けている歪みエフェクターです。
現在は定番ディストーションの一つと言っても過言ではないと思います。
このDS830は、
一般的なコンパクトエフェクターより少々大きめです。
このサイズは通称、
弁当箱
と言われています。
あと、
最近のMaxonは、
・9シリーズ、
・弁当箱シリーズ
基本的にはトゥルーバイパスなんですが、
DS830は設計されて発売されたのがそれよりも前のためか、
トゥルーバイパスにはなっていません。
ですが、実際に使用すると、
ほとんど気になりません。
気にならないというより、
そんな事どうでもよくなります。
だって、このエフェクターを使うということは、
基本的にはエフェクターはONのままですよね。
トゥルーバイパスは、
エフェクターOFFの時の音質劣化を、
最小限度にするものですので、
基本的にONで使うなら関係ないですよね。
あと、
新品を購入すると、
専用のACアダプター(9V)がセットで付いてきます。
歪みの種類は、
UK(イギリス)タイプのMarshall(マーシャル)、
US(アメリカ)タイプのFenderやMESA BOOGIE(メサブギー)と、
UKとUSでアンプ界を大きく二分します。
それぞれの歪みの特徴として、
UKタイプ
・ストレートで扱いやすい歪み
USタイプ
・音の芯が太い
・少しファズ的な荒々しい歪み
どちらが良いというのは無く、
これは使用する人の完全な好みです。
私はどちらも大好きです。
DS830はどちらのタイプかというと、
完全にUKタイプです。
・ストレートで扱いやすい歪み
・シャープでありつつ音の芯が太い
というのがDS830の代名詞であり、醍醐味でもあります。
マーシャル系のサウンドが好きな人は、
いろいろとディストーションエフェクターを試した上で、
このエフェクターを使っている人もいるほどです。
BOSSのDS-1より、もう少し上品な感じの歪みです。
● BOSS DS-1 Distortion 使い方・音作り・セッティング・評価 (ボス) 世界一有名なディストーション!?
大きな癖のないディストーションですので、
飽きることがなく、
ついつい使用し続けてしまいます。
Maxonからの商品説明は下記のような感じです。
・クリーントーンに設定したアンプをドライブさせることが主な目的
・中低域のしっかりした太く強力な歪みと伸びのあるサステインが得られる
・ソリッドステートアンプで使用してもチューブアンプのようなサウンド
・スタックアンプさながらの圧倒的な音圧感
・ギターのキャラクターを活かしたナチュラルな歪み
・多彩な音作りが可能なコントロール
・クランチな歪みの時にも太く伸びのあるサウンド
実際に音を出してみると、
「なるほど」といった感じです。
肝心のサウンドは、
王道であり、シンプル、
激しく鋭く尖った、
シャープでストレートなサウンドです。
いつまでも弾いていたくなるようなサウンドです。
良くも悪くも、大きな特徴や癖のないサウンドです。
だからこそ扱いやすいのです。
そのため、ピッキングのニュアンスがよく出るため、
演奏者の力量が試されるエフェクターです。
だからこそ、
多くのギタリストが、
初心者から上級者、
そして超一流の上級者が好むわけですよ。
BASSのツマミの調節しだいで、
かなり重低音をアップさせることができます。
音が潰れないように、
BASSのツマミを上げ過ぎないように注意しないといけません。
低音がよく出るため、ギタリストだけでなく、
ベーシストの人に使ってもらってもなかなか良さそうです。
ま~、ベース用の歪みエフェクターは、
他にもオススメな物が沢山あるので、
あえてDS830を使わなくてもいいかもしれませんが…
そして、
このペダルの音作りのキモと言ってもいいのが、
TREBLEのツマミです。
TREBLEと表記されていますが、
変化する周波数は、
ハッキリ言ってTREBLEではありません。
高音寄りの中音域、
つまり中高音域(HI MID)、
の周波数を調節するツマミと思ってもらった方がいいです。
(実際にMaxon社も取扱説明書で中高音域と言っています。)
(だったらTREBLEではなくHI MIDと表記すればいいのに…)
時計の12時の位置よりもカットしていくと、
ドンシャリ感が強くなります。
時計の12時の位置よりもアップしていくと、
音が太くなっていきます。
さらに、3時の位置を超えたあたりから、
急激にミドルが太くなります。
「アンプシミュレーターかよ!?」
と思わずツッコミたくなるほど太くなります。
こちらの動画の3:28あたりから見てもらうと、非常にわかりやすいと思います。
↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=ujy3LuFG1uk
シンプルなディストーションですが、
使い方は人それぞれで、
様々な方法があります。
真空管アンプのクリーンチャンネルに繋いで歪ませると、
簡単に上質な歪みサウンドが作れます。
当然ですよね。
それをコンセプトに作られていますので。
真空管が使い古されたマーシャル本体の歪みチャンネルで音を作るより、
マーシャルのクリーンチャンネルにDS830を繋いで音を作る方が、
良い歪みサウンドが作れる事も多々あります!
さらに、かなり音が太くなるので、
JC-120で使用してもかなり良い感じで、
簡単に上質な歪みサウンドが作れます。
JC-120でも相性抜群です。
GAINの歪み幅がかなり広いため、
歪みの量を抑えると、
・クランチ
・ブースター
としても使用できるため、
かなり幅広いサウンドが作れます。
そのため、オーバードライブのエフェクターを使わず、
あえてDS830を使って、GAINを抑えて、
オーバードライブサウンドを作る人もいるほどです。
今使っているオーバードライブのエフェクターに、
今一つ満足できていない人は、
あえてDS830を使ってみるのもいいかもしれません。
ちなみに、
近年のUKタイプの歪みエフェクターは、
Suhr (サー)
Riot (ライオット)
こちらが定番になっていますね。
リンク
■各ツマミの説明■
GAIN
一般的な歪みの量を調節するツマミです。
5(時計の12時の位置)を基準に適度に調節するといいと思います。
BASS
低音域の周波数を調節するツマミです。
スタックアンプの重低音である箱鳴り感を調節できます。
アンプのイコライザーのBASSと上手くバランスを取りましょう。
5(時計の12時の位置)を基準に適度に調節するといいと思います。
TREBLE
TREBLEと表記されていますが、
変化する周波数は、
ハッキリ言ってTREBLEではありません。
高音寄りの中音域、
つまり中高音域(HI MID)、
の周波数を調節するツマミと思ってもらった方がいいです。
このツマミがこのペダルの、
音作りのキモとなります。
5(時計の12時の位置)を基準に適度に調節するといいと思います。
LEVEL
エフェクターの音量調節のツマミです。
■オススメ動画■
いろいろな方が分かりやすく試奏動画をアップしてくれています。
改めて見てみると、参考になる事がいろいろとありました。
よかったら見てみるのも良いと思います。
Maxon・DS830 動画集
https://www.youtube.com/results?search_query=maxon+ds830
■その他・雑感■
ここまでDS830についてお話してきましたが、
いかがでしたか!?
一般的にはそこまで有名ではないのですが、
隠れた人気の王道ディストーションで、
定番となる理由がやっぱりあるエフェクターですね。
そのうちマイナーチェンジして、
いつの間にかトゥルーバイパスになっていたりして!?
MaxonにしてもBOSSにしてもIbanezにしても、
日本製って本当に、
海外では信頼度高いんですよね~。
(車も、海外では日本車って信頼度高いですよね。)
DS830をはじめ、
Maxonは他にも良いエフェクターが数多くあります。
OD820(オーバードライブ)や、9シリーズなど、
数えだしたらキリがないです。
私はMaxonもBOSSもIbanezも、
どれも大好きです!
毎度毎度、
日本製の商品のレベルの高さに、
改めて関心させられます。
日本製でマーシャル系のサウンドの、
ディストーションエフェクターを探している人は、
まずはこのエフェクターを試してもらいたいです。
ギタリストなら1個持っていても損はありません。
持っていなくても、
楽器店に行った際は是非試奏して、
その音を知ってもらいたい、
そんな歪みエフェクターです。
あっ、でも、
DS830って意外と置いていない楽器店が多いんですよね…
リンク