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BOSS (ボス)
MD-2
Mega Distortion (メガ ディストーション)
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BOSS・MD-2
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赤色！？
いや、濃いオレンジ色でしょうか！？
MT-2(Metal Zone)とは違うコンセプトで開発された、
ハイゲインディストーションペダルです。
DSシリーズの筐体よりも濃いオレンジ色からイメージできるように、
さらにハイゲイン化されたエフェクターになります。
BOSSの歪み系の中では、
少々影の薄い！？
そんなエフェクターです。
というか単純に、
・SD-1(スーパーオーバードライブ)
・DS-1(ディストーション)
・BD-2(ブルースドライバー)
この辺りが人気すぎるんですよ。
BOSS公式からの商品説明は下記のような感じです。
・極限まで深く太く歪むハイゲインディストーション
・デュアルステージディストーション＋ゲインブーストの強力回路で極限的な太く深い歪み
・深い歪みながらもピッキングのニュアンスを失わない
・BOTTOM(低域)とTONE(高域)のコントロールの効きも強力
実際に音を出してみると、
「なるほど」といった感じです。
2001年11月に発売されて、
一度も生産終了することなく、
なんだかんだで売れ続けている歪みエフェクターです。
発売されてから今年(2021年)で、
20年以上も売れ続けている歪みエフェクターです。
まず、
このエフェクターめちゃくちゃ歪みます。
実は、BOSSのラインナップの中では最も歪みが深い機種なんです。
当時、一番歪みが深いとされていた、
MT-2(Metal Zone)よりも歪みます。
(そこまで歪めば大きな差はないですけどね…)
ですが、
MT-2とは歪みの質感が全く違うため、
歪みの深さだけで結論を出すのは、
非常にもったいないエフェクターです。
極限まで深く歪むハイゲインディストーションなんですが、
実はこのエフェクター、
アナログなんです。
サウンドの質感は、
思いっきりDS-1系です。
DS-1を改造して、
イコライザーで音圧をアップさせて、
極限まで歪ませられるように、
パワーアップさせたようなエフェクターです。
音の粒は、
DS-1より少しだけ粗い感じですね。
DS-1系のハイゲインということで、
ピッキングのニュアンスがよく出ます。
MT-2のように、
『どんな機材を使ってもMT-2の音になってしまう…』
『音が抜けてこない…』
なんてことはありません。
今までMT-2を使っていたけど、
MD-2に乗り換えたプレイヤーが、
当時は多々いたと思います。
いや、実際に多々いたんですよ。
MT-2はサウンドの個性が強いため、
マーシャルのJCM2000のクリーンチャンネルに繋いだ場合は、
正直、微妙な感じでした…
(JC-120とは相性抜群なんですけどね。)
スタジオやライブハウスで定番の、
マーシャルのクリーンチャンネルと相性があまり良くないので、
MT-2からMD-2に乗り換えたプレイヤーが多かったんですね。
というか、
JCM2000のクリーンチャンネルは、
個性が強いエフェクターとの相性は、
基本的にあまり良くありません。
SANSAMPのGT2などのアンプシミュレーター系も、
基本的に相性はあまり良くありません。
アンプの個性とエフェクターの個性が、
ぶつかり合う感じです。
(ま～、セッティング次第ですけどね。)
MD-2は、
ギターやアンプの特性も活かしつつ、
ハイゲインに歪ませることができるため、
アンプが変わっても、
相性を気にする必要はほとんどありません。
そのため、
真空管アンプのクリーンチャンネルに繋いで歪ませると、
簡単に上質な歪みサウンドが作れます。
もちろんJC-120でも相性抜群です。
二段の歪み回路をかけあわせる、
デュアルステージディストーション回路のDISTのツマミと、
歪みの量を追加で調節するGAIN BOOSTのツマミで、
幅広いサウンドを作ることができます。
DS-1のようなスタンダードなディストーションサウンドから、
ハイゲインなディストーションサウンドまで、
簡単に上質なサウンドを作ることができます。
さらに優秀なのが、
深く歪ませても、
ノイズが少ない！
すごい！
普通、極限まで歪むディストーシは、
それなりにノイズがあるのですが、
MD-2はノイズが少なめです。
ノイズゲートなんか必要ないレベルですね。
もしくは、回路内にノイズゲートを組んでいるのかな！？
さらに、
TONE(高音域)とBOTTOM(低音域)のツマミの調節しだいで、
音圧
や、
音の抜け
も非常に簡単に調節することができます。
しかも、
MD-2はアナログエフェクターのため、
TONEとBOTTOMのツマミが、
自然な感じで変化します。
アクティブEQのHIGHやMIDやLOWの変化のような、
『いかにも変化してます』的な感じではないんです。
ま～、簡単に言うと、
使いやすいということですよ。
BOTTOMのツマミの調節しだいで、
かなり重低音をアップさせることができます。
かなりズンズンいわせることができます。
ダウンチューニングや7弦ギターにも対応できるように、
開発されているのがわかります。
JC-120に繋いで使用しても、
かなり重低音をアップさせることができます。
中古だと安ければ￥3000(税抜)程度で購入できます。
新品でも￥8000(税抜)くらいですね。
『DS-1よりもう少し歪んでほしい…』
『DS-1Xとはもう少しだけニュアンスの違う感じが…』
なんて思っている人には、
MD-2がオススメかもしれません。
一度試してみても損のないエフェクターですよ。
■各ツマミの説明■
LEVEL
エフェクターの音量調節のツマミです。
TONE
2連軸ポットの上側になります。
高音域の周波数を調節するツマミです。
5(時計の12時の位置)を基準に適度に調節するといいと思います。
BOTTOM
2連軸ポットの下側になります。
低音域の周波数を調節するツマミです。
5(時計の12時の位置)を基準に適度に調節するといいと思います。
DIST
一般的な歪みの量を調節するツマミです。
5(時計の12時の位置)を基準に適度に調節するといいと思います。
GAIN BOOST
DISTとは別に、歪みの量を追加で調節するツマミです。
ツマミの量は0から少しずつ上げていくと音作りしやすいです。
■MD-2の兄弟機種■
MD-2の兄弟機種を紹介したいと思います。
兄弟機種もなかなか良いですよ。
いや、かなり良いですよ。
DS-1
BOSS・公式サイト
BOSS・DS-1
今では、
世界一有名なディストーションではないでしょうか！？
まずはDS-1からでしょ！
MD-2ほど歪まなくてもいい場合は、
DS-1がオススメかもしれません。
というか、
DS-1でも結構歪みます！
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DS-2
BOSS・公式サイト
BOSS・DS-2
2種類のTURBOモードを搭載しています。
DS-1のサウンドをそのまま継承したようなTURBOⅠ。
ミドルをブーストさせたTURBOⅡ。
TURBOⅠはDS-1より使いやすいかもしれません。
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DS-1X
BOSS・公式サイト
BOSS・DS-1X
DS-1をさらに進化させたモデルです。
TONEのツマミがLOWとHIGHになって、
音作りの幅が広がりました。
さらに、音作りもしやすくなり、
簡単に上質なサウンドが作れます。
これ、かなり良いです！
リンク
■オススメ動画■
いろいろな方が分かりやすく試奏動画をアップしてくれています。
改めて見てみると、参考になる事がいろいろとありました。
よかったら見てみるのも良いと思います。
BOSS・公式動画
https://www.youtube.com/watch?v=ekb3rcW2n8E
BOSS・MD-2動画集
https://www.youtube.com/results?search_query=boss+md-2
■その他・雑感■
ここまでMD-2についてお話してきましたが、
いかがでしたか！？
海外のアーティストはBOSSというメーカーを信頼して、使用しています。
海外では日本製って信頼度高いんですよね～。
(車も、海外では日本車って信頼度高いですよね。)
『DS-1よりもう少し歪んでほしい…』
『DS-1Xとはもう少しだけニュアンスの違う感じが…』
なんて思っている人には、
MD-2がオススメかもしれません。
私はBOSS大好きです！
何と言ってもBOSSのコンパクトエフェクターは、
裸足で踏んでも痛くない！
これ結構重要です！
ギタリストなら1個持っていても損はありませんし、
手っ取り早くハイゲインサウンドを試してみたい人は、
とりあえず、
メタルゾーン
か、
メガディストーション
でしょ。
持っていなくても、
楽器店に行った際は是非試奏して、
その音を知ってもらいたい、
そんな歪みエフェクターです。
個人的には生産終了しないでほしいエフェクターです。
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